ホグワーツを旅しよう 2日目「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
2日目は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を取り上げます。
1日目の「ハリー・ポッターと賢者の石」はこちら↓
2日目『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002)
監督:クリス・コロンバス
あらすじ
ハリー・ポッターのホグワーツ2年目の生活は、屋敷しもべ妖精の警告で波乱の幕を開ける。空飛ぶ車、暴れる木、喋る蜘蛛、吼える手紙、そしてハリーの蛇と話ができる能力が、友達を遠ざけていく。やがて「秘密の部屋が開かれた」という血文字がホグワーツの壁に現れ物語は加速していく。ホグワーツの危機を救うため、ハリー、ロン、ハーマイオニーの魔法と勇気が試される。J・K・ローリングの原作小説第2章を映画化。魔法使いの限界を超えたハリーの大活躍、魔法の世界の驚くべき冒険が始まる!
感想
ホグワーツの旅、2日目です。
屋敷しもべのトビーや、ギルデロイ・ロックハート先生、ドラコ・マルフォイの父親であるルシウス・マルフォイなど新キャラクターも続々登場する本作。
保護者の間にも身分の差があり、しっかり描かれているのがさすがイギリスという感じです。
小さい頃見た時は、ロンの父であるアーサー・ウィーズリーをただのちょっと気のいいおじさん程度にしか思っていなかったのですが、大きくなってから見てアーサーは官僚だとやっと理解できました。
また、ルシウス・マルフォイはホグワーツの理事だそうですが、要するにこの世界の議員みたいな感じなのかなと。
この年で見ると保護者同士の関係にもだいぶ目がいき、ハリー・ポッターにおける親ガチャ問題を考えてしまいます。
ハリーの保護者のペチュニアおばさんとバーノンおじさんはそれはもうクズです。
親ガチャというか保護者ガチャ失敗なのですが、実はドラコのが悲惨なんじゃないかと思うのです。
お金も権力もあり、血筋もいいマルフォイ家は一見、親ガチャ成功に見えるのですが、この後のドラコが迎える展開を思うと、ドラコが一番の親ガチャ失敗なのではと……。
ハリー・ポッターの登場人物たちは良くも悪くも親の影響を大きく受けており、それぞれの子どものキャラクターが持っている価値観は親に植え付けられたもの。
私が秘密の部屋を初めて見たのは小学2年生の頃だと思うのですが、この年になって思うのは、ハリポタシリーズは子どもをこれから持つお父さん、お母さんにもぜひ見てほしい作品だなと思います。
賢者の石と秘密の部屋を字幕で見て思うのは、吹き替えの声と元の俳優さんの声のマッチ率の高さ。
屋敷しもべ妖精のトビーなんかほんとそっくりだし、違和感が全くないなと思いました。
久々に見るとこの話で一番勇敢というか、色々考えて行動してるのってトビーなんじゃないと思いました。
やり方自体は汚くて笑ってしまうのですが、なんとかハリーを学校に来させないよう一生懸命画策するトビー、結構やるじゃんと思ってしまいました。
9と3/4番線にも入れないとかトビーの魔法能力ってホグワーツ生を遥かに凌ぐような気がするんですが、どうなんでしょう……?
この能力の高さを知ってしまったらただの屋敷しもべにしておくのは勿体無いというか、普通にどこででも働けそうですよね。
ハリポタの世界って本当に身分制度というか階級がしっかりしているので、いくら能力が高くても一度その階級に収まってしまったら、そこから抜け出せないのが辛いところだと思うのですが、この作品のラストではトビーはマルフォイ家から解放されて元ご主人様にやり返すという、下克上に成功しているんですよね。
ハリポタ世界で下克上に成功しているのって他にいない気がしていて、トビーってハリポタ世界の中では結構異質な存在だなーと思っています。
秘密の部屋といえば、一番象徴的なシーンはやはり空飛ぶ車かなと思います。
この車がブルーでレトロでまた可愛いんですよね。
車を運転している時のロンの表情も最高。
私はプロのミーハーとしてK-POPも大好きなのですが、この秘密の部屋の飛行シーンのオマージュとして好きなのが、GOT7の『Lullaby』。
他にも『インターステラー』もオマージュされていたりと、楽しいMVです。
曲自体もとても素敵なので、興味のある方はぜひ見てみてください。
子どもの頃よく運転する夢を見ていたなと思います。
運転席に座って車が動いているのに、自分でどうやって運転していいのかわからず恐怖を感じる夢で多い時は月に1回は見ていたんじゃないかな……。
それにしてもこの車、意志を持っているように勝手に動くんですよね。
アーサーの魔法のおかげなのかなんなのか、大活躍しており、なかなか面白いアイテムだなーと思いながら鑑賞しました。
そしてロンは運転に向かない気がする……(笑)。
まとまりがないですが、ホグワーツの旅2日目、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』はこれにて終了。
3日目へ続く……。
ホグワーツを旅しよう 1日目「ハリー・ポッターと賢者の石」
みなさん、こんにちは。
あと10日もしないうちに転職を控え、期待と不安が入り混じった気持ちになっている今日この頃。
転職前ってやっぱり気分を一新したくなります。
春だしね。
人生1回目の転職の際は、フィリピンに語学留学し、1ヶ月半程バカンスのような毎日を過ごしたのですが、このコロナ禍でそういうわけにもいかず。
コロナ禍じゃなければ海外にでも行きたかったんですけどね。
とはいえ、現職は結局最後まで有給消化はほぼできておらず、普通に出勤しているので多分コロナ禍じゃなくても海外には行けなかったかな……。
ここ最近久々に洋画ブームが来ておりまして、MARVELを見漁ったり、ザバというかロバート・パティンソンに沼り、日々楽しく過ごしておりましたが、
(詳しくはこちら↓)
ここに来てハリポタブームが再燃しました。
簡単な経緯
MARVELにハマる
↓
DCも気になり、『THE BATMAN』を見る
↓
ロバート・パティンソンに沼る
↓
ロバート・パティンソンの作品を“逆行”
↓
『TENET』視聴 久々に見たけどマジでよかった
↓
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』視聴 ロバート・パティンソンの顔が強い
↓
テレビで放送されていた『ハリー・ポッターと謎のプリンス』視聴
↓
ハリポタブーム再燃
我ながら忙しないなと思います。
まあ、プロのミーハーだからね……。
話は冒頭に戻りますが、実は退職から転職までのタイムラグが一切ないんです。
3月31日退職、4月1日入社みたいな感じで、最終日も普通に出勤日だし、気持ちの切り替えが難しい……。
そこで思い出したのが、何年も前に買ったハリポタ映画のコンプリートBD BOX。
本編のみならずメイキングまで入っているのに、開けたことすらなかった……。
ホグワーツへ気持ちだけでも行けたら、少しは気分転換できるのでは……?
こうしてホグワーツへの旅を始めたのです。
1日目『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)
監督:クリス・コロンバス
あらすじ
J・K・ローリングの傑作ベストセラー小説『ハリー・ポッターと賢者の石』を映画化、全世界に魔法をかける。幼い頃に両親を亡くし孤独で誰からも愛されない日々を送っていたハリーは、ホグワーツ魔法魔術学校への入学を許可されたことで人生が一変、額の傷に導かれるようにして運命の輪が廻り始める。深いキャラクター造形、絢爛豪華な演出、魔法のアイテムや魔法界独特の文化、そしてスピード感溢れるスポーツ クィディッチ…想像を超えた世界を体験。あなたの家も魔法にかける。9と3/4番線から新たなる冒険が始まる!
感想
初めて字幕での視聴になったかもしれません。
時々金ローなんかでもやってますが、実はテレビの字幕への切り替えがわからず(アホ)、テレビで見かけるときはいつも吹き替えで見ていたんですよね。
私は完全なハリー・ポッター世代で、この作品も母に連れられて映画館まで見にいったのを覚えています。
当時私は小学校1年生だったのですが、初めて見た時のキラキラした気持ちは今でも覚えています。
手紙を運ぶフクロウに、異世界への入り口となる9と3/4線、食べるまでどんな味かわからない百味ビーンズ。
当時、周りに何もない田舎で育った私にとって、ハリポタシリーズはそれはそれは偉大な娯楽でした。
大好きな作品だったので、以降のハリポタ映画は死の秘宝以外は全て映画館に観に行きましたし、原作も全て読みました。
死の秘宝を見に行かなかったのは、当時自称進学校に所属していた私は映画に行く時間すらないほどに終わらない課題に追われていたからなのですが、今考えると好きでもない勉強なんかよりも、普通に死の秘宝を見にいった方が有意義だったのにと思います。
小学生の頃からリアルタイムで追い続けていた私にとって、ハリーやロン、ハーマイオニーは自分の友達のような感覚で、彼らの冒険を一生懸命に応援していました。
あれから約21年。
久々に見たハリー・ポッターはハリーたちと同じ目線ではなく、ロンのお母さんやマクゴナガル先生の視線になっている自分に気がつきました。
それにしてもダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンの3人の可愛さといったら……。
私がホグワーツの先生だったら多分猫可愛がりしまくりだと思います。
当時はなんとも思わなかったんですが、大人になって見るとラドクリフの演技の上手さはすごい。
実はそんなラドクリフはディスプラクシアという総合運動障害を抱えており、靴紐も結べなかったというから驚きです。
この一作目で面白いのはイギリスの階級社会と資本主義の浸透です。
魔法の世界にもしっかり階級が存在しており、また何をするにもお金を子どもにも求めている点は非常に現実的で面白いです。
ハグリッドやロンのお母さんといったとても善良なキャラクターたちもマグル(人間)をナチュラルに見下している描写に涙……。
私たちはあなたたちのこと大好きなのに!!(笑)
メイキングも併せて視聴し、大満足の1日目となりました。
コロナじゃなければ本当にイギリスに行きたかったなー。
2日目へ続く……。
THE BATMAN(2022)
『THE BATMAN』(2022)
監督:マット・リーブス
あらすじ
優しくもミステリアスな青年ブルース。両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する存在“バットマン”になって2年が過ぎた。ある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。犯人を名乗るリドラーは、犯行の際に必ず“なぞなぞ”を残していく。警察や世界一の名探偵でもあるブルースを挑発する史上最狂の知能犯リドラーが残したメッセージは--「次の犠牲者はバットマン」。
感想
ぬ、沼った〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
完全にロバート・パティンソンに沼りました。
ロバート・パティンソンを初めて知ったのは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』なんですが、その時は綺麗な男の子だなーと思ったぐらいだったんですよね。
で、昨年クリストファー・ノーラン監督の『TENET』を見た時は「ロバート・パティンソンめっちゃいい歳の取り方してるじゃん!好き!」と思ったんです。
でも『TENET』の話が当時理解し切れなかった私はロバート・パティンソンに好感を抱きつつも、最終的には話の難しさに飲まれてしまい、沼まではいかなかったんです。
ただ『TENET』のニールが本当に好きだったので、今回この映画のプロモを見て、「やっぱりイケメンは大画面で見よう」と思って映画館に行ったんですよ……
見事に沼!!!!!!!
基本的に陰キャって現実世界でも創作モノでもあまり好きじゃないんですが、もうこのロバート・パティンソン演じるブルース・ウェイン最高なんですよ〜〜〜〜〜
放っておけないというか何というか……。
今回のロバートウェインは探偵ですが、ロバートウェインは基本的に親の遺産で食い繋いでいそうなほぼニートの引きこもりなんですよね。
家では半裸で過ごしてるし(肉体美)、バットマンスーツ以外の服はパーカー数着+冠婚葬祭用のスーツしか持ってなさそうだし(服装美)、クラブへの潜入捜査でもバットマンスーツ着ちゃうし(フル装備)……
「ご飯ちゃんと食べてる〜〜?」とかって家に入り込んだ結果、偶然戸棚に抗うつ薬を見つけて、こっちが勝手に沼っちゃうようなヒーローなんですよ……。
もう、この子どうしたら笑ってくれるんですか?
どうすれば良いんですかね!?
↓以下、真面目な感想とネタバレ↓
精神異常者やメンタルヘルス持ちが多過ぎやしないかというゴッサムシティ。
今回のブルース・ウェインも対する知能犯のリドラーもメンタルヘルス的に問題があり、環境的にもどちらも「無敵の人」になりうる人なのではないかと思います。
まあブルースはプライベートでは後見人のアルフレッドもいますし、バットマンとしてはジェームズ・ゴードン刑事が父親のように肩を持ってくれていますが、対するリドラーには本当に誰もいないんです。
同じようにメンタルの問題を抱えているときに、支えてくれる、支えとなる誰かがいるかどうかは大きな問題なのだと思います。
今回の知能犯のリドラーは孤児として育ち、愛情を受けずに来た結果、あの年齢にしてなぞなぞをひたすらに繰り出し、世間の人々と遊ぼうとするんですよね。
リドラーは同じく孤児として育ってきたブルース・ウェインの境遇に少し同情するとともに、同じ境遇だけれども貧困な自分とは違い、資産だけは持っているブルース・ウェインを恨む気持ちもある。
リドラーは街の腐敗を暴きたいと大義名分を振り翳していますが、本音は自分という存在自体を見ないふりをしてきた街そのものに復讐をしたい、そしてこの街の象徴になり始めているブルース・ウェインに復讐をしたいというのが本音なのだと思います。
同じ孤児でもブルースは悪と敵対し、一方で殺人を繰り返し、悪に染まっていくリドラー。
二人の運命を分けたのは何だったのか。
資産? 富? 愛情?
私はリドラーに必要だったのは父親や父性だったのではないかと思います。
ブルース・ウェインは話の途中、リドラーによって父親代わりのアルフレッドを失いかけますが、酷く動揺し、入院したアルフレッドに寄り添います。
ブルース自身も気付かぬうちに、アルフレッドに父性を感じていたのではないかと思います。
この映画には複数の父親が出てきます。
ブルース・ウェインの実の父親で慈善事業家のトーマス。
死んだトーマスの後見人のアルフレッド。
バットマンであるときのブルースに寄り添うジェームズ・ゴードン。
セリーナの実の父親であるファルコーネ。
リドラーの父親がどういった人物かはわかりませんが、この映画の中心人物であるブルース、セリーナ、リドラーの実の父子関係は破綻もしくは失われています。
実の父を喪失し、アルフレッドやジェームズ・ゴードンと擬似的な父子関係を築くブルースの姿はMCUの『スパイダーマン』シリーズのピーター・パーカーとトニー・スタークの姿と被る部分もあるような気がします。
近年のハリウッド映画では擬似的な父子関係が描かれている作品が多くなっているような印象です。
最近のトレンドなんでしょうか……。
とにかくとにかく、滅茶苦茶にイケメンなロバートウェインをおっきなスクリーンでぜひご覧ください!!(ダイレクトマーケティング)
久々に全力でミーハーしました。
2022年は人生のいい転機(多分)も多く、ミーハーし放題の予感です。
全力でミーハーしてくぞ!!!!!
P.S.ロバート・パティンソンを摂取しないとしんどい身体になってしまったので、ネトフリでひたすらに『TENET』を見ています。ロバートウェインのことはもちろん大好きなのですが、結婚するならニールが良いです。
今こそMARVELを見よう!
みなさん、お元気ですか?
遊びは規制されまくりなのに出勤は一切制限されないことにストレスを感じる毎日です。
今日も当たり前の如く3時間のサビ残が発生……。
過酷な労働環境で毎日胃がキリキリ痛いです。
先日、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(以下、NWH)を見に行きました!
何を言ってもネタバレとなるのであまり内容には言及したくないですが、まあとにかくトム・ホランドくん(通称トムホ)が可愛くて……。
トムホには女性の心を操る能力、確実にあると思います。
破茶滅茶なお祭り映画であり、ピーター・パーカーのターニングポイントとなる今作、ぜひ多くの人に映画館で見てほしいです。
実は私自身、今までMARVELってあまり見たことがなかったのですが、このNWHを見たことをきっかけに今どハマりしています。
というのも、そもそも最初にMARVELの映画の中で面白いな〜って思ったのが、『スパイダーマン ホームカミング』で、その時もMARVEL作品を全部見ようとチャレンジしたのですが、スパイディが出るMARVEL作品だけ見て終わっちゃったんですよね〜。
まあ、理由は色々ありまして……。
作品公開順に全部見ようとして、『インクレディブル・ハルク』でちょっと心折れてしまったり、全部見ようと思ったらそれなりに重課金だってことに気づいたり……。
結果的にトムホのつまみ食いをして『アベンジャーズ/エンドゲーム』を迎えるという……。
正直私はS.H.I.E.L.D.が何かすらよくわからない状態でトニー・スタークとお別れしてしまったわけです……。
もう挑戦することもないかなと思ったんですが、NWHが面白すぎたので今回こそMARVEL全制覇したいという気持ちが再燃しまして、ついにDisney +に入会しました❣️
イエーイ❣️
前回トムホにハマったときには日本ではサービス開始してなかったんですよね。
このDisney +(月額990円)に加入するだけでMARVEL制覇のための費用問題は解決。
全制覇へのハードルがグッと下がりました。
無駄に趣味にストイックに生きたい私は、映画だけじゃなくドラマも含めて全制覇したいと思い始め、時系列順で見ることに決定。
時系列については諸説あるのかよくわかりませんが、とりあえずなんとなく流れがわかれば良いので、このサイトを参考にしています。
現在、『デアデビル』シーズン1を視聴中。
MARVEL、本当に楽しいです。
元々、様々なキャラクターが複数タイトルに渡って活躍するスター・システムが大好きで、余談ですがCLAMP作品なんかも本当に好きなんですよね。
また映画やドラマ自体も楽しいのですが、オタクとの交流も楽しい❣️
私の英語のフィリピーナ🇵🇭の先生がMARVELオタクなので、今回NWHを見た後に感想をお互い言いまくったりしました。
私は過去にフィリピンに語学留学していたのですが、フィリピーナは本当にMARVEL大好きなんですよね。
世界中にオタクがいるので、いつか外国の方と会話する時も話のネタになるかもとも思います。
コロナ禍でどこにも行けない今こそ、自宅でのMARVEL制覇マジでおすすめです❣️
ニューヨークに来たと思ったら急に宇宙に連れて行かれたりと楽しいです。
私は今、デアデビルと共にニューヨークのヘルズキッチンを探索中。
陰惨な街ですが、それもまた一興です。
退職&転職が決まりました(2年ぶり2回目)
コロナ禍に突入したタイミングで専門商社パン職→地方公務員へ転職し、早2年。
本当に公務員に向いてない&この仕事好きじゃないと思い続けて早2年。
退職&転職が決まりました。
この春、憧れの会社に入社できる予定です。
転職は2度目となりますが、人生の中で初めて本当に心の底から入社したい会社に入社できます。
春から頑張るぞという気持ちと共に、ここから人生右肩あがりだと信じて楽しみたい!
初めてのブログ投稿からすでに5年。
すっかりアラサーですが、人生ここから!
人生楽しんだもん勝ちだと信じてます!
昔からずっと悩みっぱなし(´TωT`)
本当に稀に自分の人生について吐露する場が欲しくなる。
久々に自分のブログにアクセスしてみて、自分の記事を読むと「あー、この頃こんな気持ちだったんだな」って分かっていいなと思う。
さて、私ですが公務員2年目になりました。
専門商社のパン職として働いている時よりは幸せだと言えるでしょう。
しかし、公務員もまた地獄であることを2年目になってヒシヒシと感じてきているのです。
もう私も26歳なので様々なアルバイト、仕事についてきました。
1年間で公務員というのは、下記のような人に向いている職業だと思います。
1.生涯遠くに引っ越す予定のない人
2.前例を踏襲するだけの仕事を素直に受け入れられる人
3.歳をとった時まで給料が低くても我慢できる人
公務員の内定が出たのは2019年の11月頃。
その頃は有頂天でした。
とにかく嫌いだった専門商社の仕事が辞められること、世間から安定だと言われる公務員に転職できること。
自分に1番いい選択だった、いい転職先だと言い聞かせました。
転職が決まったあと、2020年の1月に専門商社を辞職。
2020年2月から3月の間、1ヶ月間フィリピンへ留学に行きました。
コロナがまだ本格的に流行り始める前のフィリピンで、英語を学びながらのんびりショッピングへ行ったり、レストランで食事したりを繰り返した日々は人生のなかで1番幸せでした。
ちなみにこの時に出会ったフィリピン人の先生との英会話は今でもオンラインで続けています。
留学から戻ってきて直ぐに入庁して感じたのは、スピード感のなさでした。
コロナの対応でもなんでもとにかく後手後手で、私の前いた昭和を引きずった専門商社と比べても致命的に遅い。
新卒から入庁している人が多いため、このスピード感に疑問を持たない人がほぼほぼなんでしょうが、民間からきた私にとってはありえない遅さでした。
そして上の世代の仕事のサボり方も酷いものです。
私が入庁して3ヶ月後には上司が謎の精神病で突発的に長期休暇に入り、私は入庁3ヶ月目には係長クラスの仕事をやらされていました。
加えて係長は私の有給取得の邪魔をするだけで一切仕事をしませんでした。
1年間、頑張ってきて思ったのは公務員という職業は仕事しない人にとっては天国ですが、仕事する人、仕事せざるをえない若手にとっては理不尽しか感じられない職業だということです。
今思うのは、転職するのであればITとかそういった業界でキャリアを積んだ方がよかったのではないかということです。
公務員のなかで出世することに意味を見い出せません。
「こうはなりたくない」と思わせてくる上の世代が多すぎるのです。
ああなったら人として終わりだろというような人が平気でクビにもならず、昇進していくのが公務員なのです。
私はまたキャリアを見失ってしまいました。
26歳にもなると友人たちともキャリアに差が出てきます。
人生ってなんて難しいのでしょう。
手取り15万円の厳しさ
3年ぶりのブログ更新😂
人生山あり谷ありでとてもじゃないけど更新する気にもなれなかった😌
自らのブログのタイトルを否定する形になってしまって悲しいのだけど私は今、正直幸せといえる生活が出来ていない
新卒時の就職活動に失敗した私は、結局大学卒業後1年間、大学時代から働いていた小さなメディア系の会社でアルバイトを続けた
仕事自体は楽しかった
充実もある程度していたと思う
ただ私のなかにある「正社員になれなかった」という劣等感が拭えなかった
大学時代からずっと同じアルバイトを続け、変わらない生活をしている私
その間更新される友達のSNSのアイコンやTL
「この子はまた海外に遊びに行ったんだ」
「学生時代は持ってなかったブランドのバッグを持ってる」
そういうひとつひとつが私を焦らせた
別に自分も海外旅行に行きたいと思ったわけでもブランドのバッグが欲しかったわけでもない
無論友達のことを僻んでもいない
ただ、自分も「やろうと思えばそういうことができる」と言い切れる権利が欲しかった
迷った挙句、私は1年間のフリーター生活を終え、就職活動を始めた
新卒時は出版社などメディア系の企業ばかりを受けていた私だが、この時の就活ではよく言われる‘ 就活の軸’を変えた
フリーターを経て考えた‘就活の軸’
1#ノルマの無い仕事
2#年間休日120日以上
3#通勤時間が長すぎない
4#とりあえず事務職
この程度でも意外と求人は少なく、就活エージェントでは「この条件だと正社員型派遣か契約社員しかありません」等と言われた(これは後に大噓だと判明)
仕方ないので同条件でハローワークで求人を探すといくつかヒットした
ヒットしたうちの1つの求人に応募し、私は就活再開からわずか2週間、1社目に受けた会社に営業サポート事務で入社することとなった
興味もない分野の専門商社に入り、1週間が過ぎた辺りで「ああ、これは向いてないかもなあ」と思った
製品に興味が持てない上、年齢的に歳の近い人が少なく息苦しかった
それでも1社目だからと仕事をマスターすることだけに専念すると半年もする頃には、5年働いている事務の先輩と変わらないくらいには仕事をこなせるようになった
仕事ができるようになってくると、自分の賃金のことが気になり始めた
毎日残業を30分以上しても手取りが14万程度にしかならない
ここ数日‘手取り15万円’がバズっているがそれにも満たないのだ
事務職なんてそんなもんだと思われるかもしれないが、うちの会社は基本四大卒しか採用しておらず、必然的に事務職も全員四大卒だ
たった手取り14万円しか与えられないにも関わらず、こちらには大卒を求める
私は都内の私大を卒業したが、年間の授業料は約100万で4年で約400万だ
私が大学に受かったことを喜んだ祖母が幸い全額払ってくれたのだが(祖母には頭が上がらない)、もし自分に子供ができたとき私はこの給料で子どもを私立の大学に行かせることはできないだろう
一応うちの会社には微々たるボーナスもあるのだが、そのボーナスも業績に大幅に左右されてしまうためアテにならない
全く出なかったことも過去にはあるという
会社には大体8時半から18時半くらいまで滞在している
定時は9時から始業だが、謎の清掃の時間が朝にはあるので8:45までには出勤しなければならない
1日に大体10時間程会社にいて、うち1時間が休憩とすると9時間は働いている
月に働いてるのは大体20日程で1日9時間、手取りは14万円とすると私の手取り時給はわずか780円程なのだ
関東住みなのだが、これは高校生の時給以下だ
ちなみに額面の総支給は大体17万円でこれだと950円
実は正社員でも派遣の事務職と給料的には相違ないことが見えてくる
ちなみにアルバイト時代の時給は1,200円だったので、時給で見たら完敗だ
これでまた有給も取りづらく、冠婚葬祭、病気でしか休めないのだから話にならない
ここまで文章化して改めて思う
「私、マジでなんでこんな職場ではたらいてるんだろう😂」
私は結局、自分で海外旅行に行けるほどの金銭的余裕も休みも得られず、ブランドバッグを買う気にもなれない仕事についてしまったのだ
今すぐにでも転職したいぐらいだが、恐ろしいことにハローワークで求人を探した際、これよりもマシな求人はほぼなかったことが頭をよぎり、なんだかんだ入社から1年半が過ぎた
そして、私は今、公務員試験を受けている最中だ
結果はどうなるか不明だが、公務員になれば今よりもだいぶマシな生活を送れるのは言うまでもない
高校時代、公務員にだけはならないと心に決めていたのに、社会人になり公務員のホワイトさに気付いてしまった
公務員にならなくていいように、大学受験を頑張り、そこそこの知名度の大学に進学した結果がこれとは笑止……
人生は何が起こるかわからない